文化交流センター講座「大阪の再生とみらい」

関西の経済・文化の中心地である大阪がさまざまな問題を抱え、今や危機的な状況にあるといわれている中、大阪の危機を打開するため、いろいろな角度から大阪の再生とみらいを考えます。
(講座の難易度の目安)
★一般市民向け 入門講座等
★★一般市民向け 初級講座等
★★★一般市民向け 中級講座
★★★★専門家向け講座・研修 中級
★★★★★専門家向け講座・研修 上級
複数の講座の受講を希望される場合は、上記の「まとめて申し込み」よりお申し込みください。
開催日時 | タイトル | 講師 | 申し込み |
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2013年11月11日(月) |
大阪の空間構造と地域の再生 帝都東京に対して、大阪は民都、商都、工都として対比されてきましたが、さらに言えば、大阪市のプレゼンスの大きさによる公都としての側面、西日本からの移住者の開放的な受け皿としての移民都としての性格も有します。そうした多面的な空間的構造を生かした再生のあり方を、地図を多用しながら提案します。
講座の難易度★★ |
都市研究プラザ 教授 水内 俊雄 |
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2013年11月19日(火) |
大阪平野の水資源とその未来 大阪平野は我が国有数の地下水資源の宝庫です。しかし、過去には、過剰揚水による地盤沈下や塩水化などの障害が発生しました。近年、緊急用の水源として見直されている地下水について、大阪の現状と理念を考察します。
講座の難易度★★ |
理学研究科 教授 益田 晴恵 |
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2013年11月27日(水) |
大阪財政の危機的構造は改革できるのか 大阪府や大阪市の財政が悪化しているのは景気循環的要因と構造的要因によって説明することができます。景気が悪くなったために税収が不足し、景気対策のために財政支出が増加するというのが前者の要因です。一方、景気回復しても税収が上がらず、少子高齢化のために社会福祉費が増加基調にあるというのが後者の要因です。大阪の財政悪化はそのような財政構造に問題があるのですが、その財政構造を規定しているのが、製造業の衰退をベースとする経済構造のゆがみと、少子高齢の人口構造と貧困が結びついた社会構造のゆがみです。この問題は広域行政化によっては解決できない構造的な問題です。それでは豊かな未来のためにどこをどのように改革すればよいのでしょうか。みなさんで考えてみましょう。
講座の難易度★★ |
大阪市立大学 名誉教授 長沼 進一
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2013年12月05日(木) |
「集客都市」大阪の地域活性化 地域・都市の活性化(賑わい)はその地域の産業構造や経済力・成長力によって規定されるとともに、インフラの整備・運営にも大いに関係をもっています。また、大都市の存立基盤は、国内外をはじめ地域・都市圏の人々が多数来訪し、諸活動を行い価値を生み出すことにあるといえます。本講義では、大都市大阪に人々が来訪し易くかつ諸活動を行い易い「交通」上の条件について、都市間交通(空港・航空・鉄道)と都市内交通の両面から考えます。
講座の難易度★★ |
大阪市立大学 名誉教授 松澤 俊雄
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項目 | 詳細 |
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会場 |
大阪市立大学 文化交流センター ホール (大阪駅前第2ビル 6階) ℡06-6344-5425 |
定員・対象 |
16歳以上の方 住所・勤務地に関係なく申し込めます。 各コース120名、先着順 |
参加費・受講料 | 1回500円(大阪市立大学の学生は無料) |