公立大学法人大阪市立大学

博学連携講座「中世の渡辺と渡辺党-淀川をめぐる武士団と信仰-」 (共催:一般財団法人大阪市文化財協会、地方独立行政法人大阪市博物館機構)

難波京廃絶後、大坂本願寺ができるまで、上町台地北端はどんな様子だったのでしょうか。淀川をさかのぼって京都とをむすぶ舟運は衰えることはありませんでした。当時は(旧)大和川もここへ流れ込んできていました。また天満以北から大川を渡り、四天王寺から住吉・堺方面へつづく街道をとおる旅客や物資も少なくありません。この街道が大川を「渡る辺(あた)り」が「渡辺」でした。水陸の要衝である渡辺には港町(渡辺津)が形成され、その付近を本拠とする武士団=渡辺党は平安時代から鎌倉時代を中心に活躍します。本講座では、渡辺党の組織や行動、当時の大阪平野の地形や渡辺津の実態、天満天神社とその周辺など、多様な角度から中世の渡辺について解明してゆきます。 

 ※博学連携講座は、お申込み多数のため、受付を終了させていただきました。

                                 (講座の難易度の目安)
                                     ★一般市民向け 入門講座等
                                    ★★一般市民向け 初級講座等
                                   ★★★一般市民向け 中級講座
                                  ★★★★専門家向け講座・研修 中級
                                 ★★★★★専門家向け講座・研修 上級
 
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申込みは、受講者ごとに行なってください。一度申し込み1名のみのお申込みとなります。
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開催日時 タイトル 講師 申し込み

2019年11月05日(火)
18:30~20:00

水の中世武士団渡辺党

渡辺と呼ばれた大川一帯には、渡辺津を中心に活動し、淀川の水上交通に関わった、渡辺党という水の武士団がいました。彼らは平安時代から公家社会とのつながりをもち、鎌倉幕府成立後には幕府の御家人となるなど、多様な側面を有していました。南北朝時代以降は戦乱に巻き込まれて衰退してしまいますが、大阪市域には彼らの残した足跡がいくつも残されています。そんな渡辺党の平安時代から南北朝時代にかけての活動を紹介して、彼らの歴史的な位置を追究します。

講座の難易度★★

花園大学 文学部 
専任講師

生駒 孝臣

2019年11月12日(火)
18:30~20:00

大川の変遷の中から中世の地形を読む

大阪市の北区と中央区を分けて西へ流れる大川は、およそ2000年前の弥生時代中期には天満砂州と難波砂州の間を、現在より少し南を流れていました。現在の位置を流れるようになるのは中世の後半です。大川縁では古墳時代中期の物資の中継港から古代の官営港・難波津が発展し、やがて中世・渡辺津が繁栄します。そのような大川の移り変わりをとおして、中世の大川とその周辺の地形復元を試みます。

講座の難易度★★

大阪市文化財協会
学芸員

趙 哲済

2019年11月19日(火)
18:30~20:00

中世の天満と天神社

渡辺津は大川南岸にありましたが、渡辺という地域は大川をはさんで南北に広がっていました。そのうち、ふだん“天満”と呼んでいる北側の地域(北渡辺)を今回は対象とします。当地は古代から交通の要地であり、天神社(現大阪天満宮)をはじめとする多くの寺社が存在しました。歴史環境や寺社の動向の分析を通してこの地域の特徴を考え、天満からみた中世渡辺の実態とその変容に迫ります。

講座の難易度★★

大阪歴史博物館
学芸員

大澤 研一

2019年11月26日(火)
18:30~20:00

中世「なにわ」はどんな場所だったか-難波宮廃絶から蓮如・大坂御坊建立のあいだ-

上町台地の先端部は、京都と、瀬戸内、西海、朝鮮半島や中国大陸とを結ぶ交通の要衝でした。そのことは、8世紀末に難波京が廃絶して以降も変わりません。本講座では、渡辺から少し視野を広げた地域において、中世にはどのような歴史が展開したのかを地形、交通路、宗教、武士などの視点から明らかにします。

講座の難易度★★

大阪市立大学大学院文学研究科 教授

仁木 宏

項目 詳細
会場

大阪市立大学 文化交流センター ホール

(大阪駅前第2ビル 6階) ℡06-6344-5425

MAP

定員・対象

16歳以上の方 住所・勤務地に関係なく申し込めます。

各回120名、先着順

参加費・受講料 1回500円(大阪市立大学の学生は無料)