文化交流センター7・8月夏期講座「学問の先達は語る」

「学問の先達は語る」
大阪市立大学文化交流センターでは、2019年7~8月に開催する公開講座の受講者を募集します。
今回募集する公開講座は「学問の先達は語る」がテーマになっています。
本学で長年、研究と指導にあたってきた名誉教授等が、取り組んでいる研究内容について分かりやすく講演します。
各講座には難易度も設定しています。さまざまな講座を用意しておりますので、ぜひこの機会にご参加ください。
(講座の難易度の目安)
開催日時 | タイトル | 講師 | 申し込み |
---|---|---|---|
2019年07月04日(木) |
「読み書き」から見るイタリア・ルネサンス イタリア・ルネサンスは芸術の復興であるとともに「読み書き」の復興でもありました。当時、無名の人々がいっせいにペンを執り、綴りや文法などかまわず奔放に書き始めました。彼らの残した記録から、IT化の中で忘れられようとしている「書く」行為の原点を探ります。 講座の難易度★★★ |
大阪市立大学大学院 文学研究科 教授 大黒 俊二 |
![]() |
2019年07月09日(火) |
国際経済社会における法の役割-とくにWTO法の役割について- 米国トランプ政権の保護貿易政策は、米中貿易戦争の原因となっているだけではなく、世界経済全体の不安定化要因となっています。戦後世界の自由貿易体制を構築してきたGATT及びそれを継承するWTO(世界貿易機関)は、自由貿易の法により世界164の加盟国の貿易政策を規律してきました。国際(経済)社会における自由貿易の法の役割を考察するとともに、WTOの紛争処理事例をいくつか検討し、改めてWTOの自由貿易体制の意義を確認したいと思います。 講座の難易度★ |
大阪市立大学大学院 法学研究科 教授 平 覚 |
![]() |
2019年07月18日(木) |
力学系という考え 力学の問題の解を定性的に捉える力学系という考えが、どうして出てきたか、どのような考えなのか、それで何が分かるのかを見てみたいと思います。 講座の難易度★★ |
大阪市立大学大学院 理学研究科 講師 伊達山 正人 |
![]() |
2019年07月23日(火) |
「南北問題」再考-「要素交易条件」論と19世紀の熱帯アジア- 「南北問題」という用語は、この頃あまり聞かれなくなりました。かつて、先進国と発展途上国の間の経済格差を指す用語として、よく聞かれる言葉だったのですが、今日ではそれほど聞かれなくなりました。なぜでしょうか。この問いに対する答えを求めて、19世紀のアジア、特にその熱帯地域に目を向けることにします。 講座の難易度★★ |
大阪市立大学大学院 経済学研究科 教授 脇村 孝平 |
![]() |
2019年08月06日(火) |
糸ヘンの街大阪で、糸ヘン産業の過去・現在・未来を考える 大阪の産業ルーツの1つであります糸ヘン産業の変遷を問屋の視点から取り上げたうえで、大阪の今後を展望します。と同時に大阪の価値観の源流ともいうべき「船場文化」の示唆するところを考えます。 講座の難易度★ |
大阪市立大学 経営学研究科 教授 富澤 修身 |
![]() |
2019年08月22日(木) |
微生物の多様な世界 肉眼では見ることのできない微生物が人の暮らしと深く関わっています。食品や医薬品の生産、エネルギーの創出、さらには地球環境の維持などにおいて微生物の働きが欠かせません。地球外生命として存在している微生物がいるかも知れません。多様な微生物界の一端を紹介します。
講座の難易度★★ |
大阪市立大学大学院 理学研究科 教授 田中 俊雄 |
![]() |
2019年08月27日(火) |
第二外国語(ドイツ語)の学習から見えてくるもの 英語を第一外国語とした場合、英語以外の外国語は第二外国語という呼び方をされます。異文化コミュニケーションには英語だけで十分だとする意見が主流をなす今日、第二外国語を学んだからこそ見えてくるものがあります。ここではドイツ語を事例にお話し致します。
講座の難易度★~★★ |
大阪市立大学大学院 文学研究科 教授 神竹 道士 |
![]() |
項目 | 詳細 |
---|---|
会場 |
大阪市立大学 文化交流センター ホール (大阪駅前第2ビル 6階) ℡06-6344-5425 |
定員・対象 |
16歳以上の方 住所・勤務地に関係なく申し込めます。 各回120名、先着順 |
参加費・受講料 | 1回500円(大阪市立大学の学生は無料) |