第7回 恒藤恭シンポジウム「今、あらためて滝川事件を考える-非常時下大学の抵抗と苦悩-」
第7回 恒藤恭シンポジウム 「今、あらためて滝川事件を考える」 -非常時下大学の抵抗と苦悩- |
日 時:平成27年11月28日(土)午後1時~4時45分(開場12:30) |
本年も大阪市立大学大学史資料室及び恒藤記念室の主催により、平成27年11月28日(土)に、本学学術情報総合センター10階大会議室にて、シンポジウム「今、あらためて滝川事件を考える-非常時下大学の抵抗と苦悩-」を開催します。1933年の滝川事件は、大学が非常時下に置かれていく画期となった。鳩山文相による自由主義者・滝川幸辰京大教授の免官処分に抗し、大学の自治を唱えた教授たちは大学を追われた。京大を追われた恒藤恭と末川博を、大阪商科大学の河田嗣郎学長が招いた結果、戦時色が濃くなるなかで商大は自由の学風を強めることになった。戦後、滝川事件の教訓は、憲法23条「学問の自由」に生かされた。しかし現在、大学は危機的状況におかれている。現在より厳しい時代になぜ毅然と抵抗できたのか、大学に残った教授の苦悩はいかなるものであったか、また本学の前身校である商大は、その後いかなる苦難に直面したかなどを振りかえり、今後の学問と大学のあり方を考えてみたい。 【趣旨説明】 大島真理夫 (大阪市立大学大学院 経済学研究科教授) 【報 告】 西山 伸 (京都大学大学文書館教授) 「滝川事件とは何だったのか」 久野譲太郎(同志社大学研究開発推進機構・文学部助手 「滝川事件と恒藤恭ー「市民的自由」の視点から-」 【コメント】 広川 禎秀(大阪市立大学恒藤記念室特任教授・名誉教授 【司 会】 安竹 貴彦 (大阪市立大学大学史資料室長・大学院法学研究科教授)
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主 催:大阪市立大学 大学史資料室/恒藤記念室
定 員:150名(当日先着順)
お問い合わせ:06-6605-3371 大阪市立大学 大学史資料室
項目 | 詳細 |
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会場 |
大阪市立大学 学術情報総合センター10F 〒558-8585 大阪市住吉区杉本3-3-138 JR阪和線「杉本町(大阪市立大学前)駅」下車、東へ徒歩約5分。 Osaka Metro御堂筋線「あびこ駅」下車、4号出口より南西へ徒歩約15分 。 |
定員・対象 |
一般 150名・申込み不要 |
参加費・受講料 | 無料 |