1.【主旨】事業概要・目的

 P1070028 (1)平成29年6月30日(金)~7月2日(日)に、CR副専攻であるアゴラセミナーⅠa地域福利のクールで、和歌山県の中山間地域(旧熊野川町、新宮旧市街)で、地域が抱える課題と再興に向けた取組事例を学ぶ実習を行いました。地域の方とのコミュニケーションを通じて、地域活性の様々な試みに接し、キーパーソンのパワーやネットワークを実感できるプログラムで臨みました。本学の教員、学生、TA、及び紀の国大学連携校の和歌山大学、和歌山信愛女子短期大学のコーディネーター合計18名と、熊野川行政局、みつの活性化協議会、新宮市役所商工観光課、新宮市観光ガイドの会、新宮市魅力発信女子部、仲之町商店街組合、新宮市児童館などの協力のもと協働で実施しました。

2.取組み内容

(1)旧熊野川町、高田地域
 P1070052日本の深い歴史のルーツと豊かな自然のもと世界遺産の地であり、典型的高齢化、人口減少がみられ、かつ紀伊半島大水害の傷跡も深い地域です。災害やその復興をバネにして、地域を再興している取組みから学びを得ることを主目的としました。そこでは、熊野川行政局、みつの地域活性化協議会、地域おこし協力隊、NPO高田などが、それぞれの役割を果たしながら、Iターン者、Uターン者が地元とうまく連携しながら、推進されている状況を実感することができました。また学生から質問を発し意見を交わし、コミュニケーション力を発揮しながら、現場からの声に多く接することができ、実り多い交流となりました。

P1070099■活動の様子※クリックすると詳細を見ることができます(準備中)
① 小口自然の家にて(熊野川行政局、自然の家)レクチャー
② ゲストハウスIkkyu 見学、レクチャー
③ 旧三津ノ村能城山本、田長地域、協議会メンバーの現地見学
④ 2011年の紀伊半島大水害時とその後の再建について
⑤ 新宮市高田地区の歴史と生活について
⑥ 熊野の歴史「曼陀羅」絵解き 

 

(2)新宮旧市街
 DSCN24771世界遺産である神倉神社の登拝を通じて、地元のガイドの方からその深い成り立ちを知り、社殿から旧新宮の城下町とその周辺を眺望し、地域と歴史との関係を学びました。また大逆事件の顕彰や中上健次の足跡を学ぶことで、地域のもう一つの歴史・地理を知ることにもなりました。また、新宮市が中心となって近年結成されている「新宮市魅力発信女子部」との交流でユニークな取り組みを知り、商店街でのまち歩きで見るだけではわからない商店の動向を知るなど、地域活性化の様々な取り組みや現状の本質を知ることができました。

P1070227■活動の様子※クリックすると詳細を見ることができます(準備中)
① 神倉神社 登拝
② 大逆事件の顕彰をメインにしたまち歩きとレクチャー
③ 仲之町商店街での「新宮市魅力発信女子部」との交流
④ 商店街組合の案内による仲之町商店街のまち歩き 

3.成果と課題及び今後の展開

 今回、地元の行政局、協議会、市役所、商店街組合様など地域と、本学及び紀の国大学の一部教職員が参加し、協働の連携事業が実施でき、取り組みの今後の継続、展開へのキックオフ的な事例となりました。ただ、紀の国大学への学生への周知など、次年度以降、日程調整の方法も検討し、学生の相互交流も兼ねた授業へと展開していきたいと考えます。さらに地元自治体との連携を継続し、協働機関である和歌山県、紀陽銀行様などとも連携も密にしていきたいと考えています。

4.学生及び地域の声

学生からは、
・予め学習して実際現場で、地元の方のお話しを聞いて、活性化に向け取組まれていることが体感した。
・遠かったけど、また来てみたいところ。地域の人達もとても親切だった。
・いろいろと知恵と工夫で活性化に取り組まれており、このような活動をもっと発信していけば、さらに関心が
 沸いて人が集まってくると思う。

地域の方からは、
・周辺には大学がなく、若い学生がくることが、たいへん活性化のエネルギーとなる。
・今後も継続して、つながりをもっていきたい。

 

以上