h28-ebine

文学部表現文化コースでは、2011年度から「表現・表象文化論演習Ⅱ」において、アーツマネージメント実習という新しい形式の授業を始めました。アーツマネージメントと言うと、たとえば美術館での展覧会とか劇場での公演といった行事を企画することだと思うかもしれません。ただしこの授業の狙いは、アートを通じて地域社会の人々とどのような関わりを持てるか、受講生に考えてもらうことです。したがってギャラリーであるとか、コンサートホールといった既存の「制度」によりかかるのではなく、むしろアートをどのような「場」に設定するかが重要になります。

この種のアーツマネージメントの企画は、受講生だけでなく、彼らを指導する教員に対しても、大学と地域社会の関わりについて再考することを求めるものです。たとえば文学部が立地する杉本キャンパスの周囲のコミュニティについて、学生は(そして教員は)どれだけのこと知っているでしょうか。あるいは地域の人々は大阪市立大学のキャンパスにどれほどの親しみを持っているでしょうか。この授業では教員と学生が協働しながらこうした問題について考えています。また、私たちには大がかりな行事を企画するだけの潤沢な資金があるわけでもありませんから、そうした制約の下での活動になります。

これまで文学部の学問は文献を読むことが中心というイメージがありました。もちろんそれはとても大切なことなのですが、経験に基づいて知を探求していく、こうした学びのスタイルがこの授業を起点としてCOC全体に広がっていけばおもしろいと思います。アートを通じた地域社会と大学の関係性の見直しという私たちの試みがこれからどのような形を取っていくか、さらに学生たちがこうした経験を通じてどのように成長するか、期待しながら見守っています。
 
●右:2016年度の取り組みを紹介したポスター

 

アーツマネージメント企画

2015年度

※取り組みの詳細はコチラ(ポスター)

2014年度

※取り組みの詳細はコチラ(ポスター)

2013年度

キャンドルナイト 学情センターからの全景※取り組みの詳細はコチラ(ポスター)

2012年度

2011年度

  • 大和川ゴミアート・プロジェクト