事業の概要・目的

事業概要
大阪都市圏の多様化し重層化する地域課題に対し、「再生と賦活」「安全と安心」というアプローチで向き合います。「再生と賦活」という観点からは、地域活性や、地域・文化資源のマネジメントを通じて、持続可能な成長とシビックプライドの回復を目指し、「安全と安心」の観点からは、地域福利の達成 や環境や防災への取り組みを強化することで、セーフティネットの再編・充実をめざします。こうしたアプローチを実現する教育カリキュラムとして、全学共通教育にコミュニティ再生副専攻(Community Regeneration CR)を導入します。地域に入り込み行動力を有した学生の育成に、地域と深くかかわるカリキュラムを設置し、地域再生に貢献します。

教育 – 地域志向教育の体系化

P1080331地域における複合的な課題と向き合うため、より実践的な人材の育成を目指します。具体的には、大学で地域を知るための地域志向認定科目を全入学生を対象に必修化します。全学生を対象とすることで、地域を学ぶことのすそ野を拡げます。さらに、地域再生副専攻制度を導入します。初年次教育において地域実践演習の新設と、2年次・3年次に地域志向専門科目の開放、アゴラセミナーの科目新設、実習インターンシップの実施を行います。地域実践演習では、初年次から地域での実学修的時間の充実を図り、地域課題を「知る」スキルを習得します。地域志向専門科目では、専門的な知識を深め、「分析する」スキルを習得します。アゴラセミナーでは、地域における実践家と交流し、地域課題を「見出す」とともに「伝える」スキルを習得します。実習インターンシップでは地域に出て「行動する」スキルを習得します。これらを通じて、地域と「総合・協働する力」を育成します。

研究 – 都市研究の伝統に立脚した地域のシンクタンク創生

OLYMPUS DIGITAL CAMERA都市大阪を背景に大阪市立大学の都市研究の伝統が培われてきましたが、その重点領域がCOC事業が立脚する5分野に反映されています。研究の資源としての市内現場サテライトも含め、研究実績の蓄積をCOC事業において地域に還元してゆきます。地域活性においては、コミュニティを支える商店街や町会など地域ネットワークの再生、地域・文化資源では、芸術・文化マネジメントによるコミュニティ再生、地理・空間においては、参加型まちづくりや建築ストックの活用、環境・防災においては、災害知の社会実装にもとづく地域の安全・安心の実現、そして地域福利では、地域のセーフティネットづくりやその担い手のNPO研究が果敢に進められます。

社会貢献 – 地域と大学の相互的連携と総合的発展

crtable_sumiyoshi_1-5「再生・賦活、安全・安心」をテーマに学部横断的な分野を形成し、地域課題に向き合います。地域との対話・交流の場で与えられた、見出した課題を、地域での実践家を交えた教育・研究を通じて、相互の人材育成を強化することにつなげていく仕組みを構築します。地域との相互の人材交流や研修制度等も含め、地域の実践家のレクチャーを一般向けに公開することも視野に、既存の公開講座はもとより、地域のリカレント教育の充実を推進します。地域との場となる、CRテーブルが機能することが、ひいては地域社会と人材育成の強化につながり、地(知)の拠点と呼ぶにふさわしいプラットフォームを形成することで地域と大学の総合的発展を生み出します。