【令和元年度活動報告のご紹介】地域実践演習Ⅲ[紀伊半島の地域再興の学修]

【授業概要】

   地域の寄合場所である寒川神社の社務所前で

 大阪市立大学で取組んでいるCR(コミュニティ再生)副専攻の導入科目である地域実践演習Ⅲ(地域福利)では、COC+(知の拠点大学による地方創生)事業への展開として、地域志向教育を継続的に取組んでいるが、令和元年度も紀伊半島の地域再興をテーマとした学修を行った。

 地域再興を考えるために、実際に現地でエネルギッシュに生活を営んでいる方々に接し、学びや気づきを得ることを目的とした。

・活動地域 日高郡日高川町
・担当教員 水内俊雄(都市研究プラザ教授)、祖田亮次(文学部教授)
・協働先      寒川地区寄合会、寒川神社、寒川区委員会、紀中森林組合、日高川町生活
      研究
グループ、寒川ホタル保存会ほか

【取組み内容】

  ご夫婦で栽培されているシイタケ林を見学

 日高川流域において独特の小世界的生活圏を有する寒川地区では、古くから色々な生産物を見つけ出しては、組み合わせていく多生業な形態を特徴とする農家が多い、ということが昨年度までのフィールドワークの成果から明らかとなった。

 そこで本年度の演習は、条件不利といわれる山村地域において、現在でも山や川などの大自然を貴重な資源とし多生業で生計を立てている農家の方々を対象にインタビュー調査を行い、地域の持続可能性について考えるものとした。  

 また本年度は新たに、受講生の学びや気づきを第三者に対して発信するということにも力を入れて取り組むこととし、具体的には、画像や映像、文章を効果的に組み合わせ、インターネット上で情報発信を行うという想定で各自ページを作成した。

 第3回のフィールドワークを計画した。第1回めは、2019年12月14日(土)、第2回めは、2020年1月18日(土)前後の座学も行いながら訪問し、多施業での生活談を聞き、現場を見学させていただき、質疑応答を交えて学修を行った。尚、残念ながら第3回めの2020年3月12日(木)は新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため中止として、後日オンライン授業として、現地と大学と受講生(自宅)でコミュニケーションを図った。

 小世界的風景のある寒川地区
  社務所で地域の方と討論会
 柑橘類の栽培など多生業を紹介
   自然との共生を実感
 シイタケの雑木林へ入っていく
 フィールドワーク代替のオンライン授業

【今後の展開】

 本年度の演習で重点的に取り組んだ多生業を営む農家への聞き取りは今後も継続していく。ただし寒川の地域再興を考える上で、多生業は最重要トピックであるものの、そのほか様々な角度で検討する必要がある。

 また本年度から取り組み始めた第三者への情報発信については、受講生の教育機会というだけでなく、地域に対しても価値提供ができるというポテンシャルがあり、本年度の取り組みを叩き台にメッセージ性をさらに高めたものにしていく。

【学生の声】

・大阪では得られない新鮮で、多品種生産という特徴的な営みをされている方々に直接
 お話しが
聞くことができ、貴重な体験だった。
・多品種生産について調査し、地域の魅力的な場所に訪れ貴重な経験だった。
・想像以上に現地で得られるものが多くてやりがいをすこく感じられた。
・地域のことがよくわかり、インタビューや情報のまとめ方も学べてよかった。
          
     【受講生・1回生】太田 直弥、川口 瑛美莉、坂井 翔、田井東 勇貴 【TA】小本 修司

 <補足>         《令和元年度地域実践演習Ⅲ活動概要》

              

               《平成28年度~平成30年度活動概要》

  平成28年度地域実践演習Ⅲ
  平成29年度地域実践演習Ⅲ
  平成30年度地域実践演習Ⅲ

■問合せ先
 地域連携センター
 06-6605-2068