【開催報告】CR副専攻「アゴラ―セミナーⅠa」地(知)の交流を学生たちがレポートにして感動を伝える!

1. 授業の概要

     <水内先生とアゴラⅠチーム>

 大阪市立大学では、地域志向教育を積極的に実践しており、コミュニティ再生(CR)副専攻の科目「アゴラセミナーⅠa(地域・福利クール)」において、中山間地域である和歌山県の新宮市(旧熊野川町、新宮市街)へ、2019年5月17日(金)~19日(日)に訪れました。地域が抱える課題とその再興に向けて取り組まれている事例を、地域の方とのコミュニケーションを通じて、様々な取り組みを学修するスタディツアーを実施しました。
 
 学生、教職員が、地域の方と出会いと交流を通じて得られた所感を学生たちがそれぞれレポートとして作成しましたのでご覧ください。

2. 取組み内容
 中山間地域として、和歌山県の新宮市は、日本の長い歴史のルーツと豊かな自然のもと世界遺産の地であり、一方典型的な高齢化、人口減少がみられ、かって紀伊半島大水害の傷跡も深い地域です。今回の学修は、その環境の中で災害後の再興やその復興をバネとして、地域を再興されている取組みを学び得るプログラムとしました。
 訪問させていただいた場所で、再興に向け取り組まれている行政の方、災害からの復興を支え続けておられる地域の協議会、心のよりどころでもあるお寺、Uターン、Iターンを迎え自ら活性に取組まれているNPO法人の方、新宮の歴史の継承と発展をガイドの方からなどから、質問を交えたコミュニケーションを通じ、それぞれの学生が、その想いや、また活性化へのデザインを考えた提案など、下記の通りレポートに纏めました。

■ レポート : 👇青文字をクリックするとレポートを見ることができます。

  <小口自然の家の前で>

① 熊野川町の地域再生と災害復興 生活科学部2回生:廣川津喜子
 ○ 熊野川行政局職員の方、小口自然の家管理人の方から、熊野川地域の
   
現状と地域再生についてお話を伺った。
     
~自然を大切にし多くの外国人観光客を受け入れる行政、地域の方の
   取組の素晴
らしさに加えて地域短期留学を提案したい。災害を経験を
   バネにして自然の脅威に備える強さをもたれている
~

 

 <熊野川川船センターで>

② ありのままの熊野を伝える観光ビジネス 生活科学部2回生:松井歩美
 ○ 新宮観光の最先端 深い自然・歴史を肌で感じる熊野
   ~2004年に世界遺産に登録された熊野古道、そこは世界からも観光
    客が多く
れ、深い自然と神聖な歴史を肌で感じる原風景の新宮を、
    日本語や
英語を駆使して伝えるガイドさんの挑戦を学んだ。~

 

 

 <大嶋先生の家の前で>

③ 新宮市高田地区のIターン事情 生活科学部2回生:廣川津喜子
  ○  子どもにも家族にも優しい、受け入れてくれる里 高田地区
   ~農業、漁業などでダイナミックに働かれるNPOたかた代表の大嶋先生に
        お話を伺った。子育てに強いまち、Iターンする人と受け入れる人の相互
   バランスの重要性を学んだ~

 

 

 <永福寺の前で林住職と>

④ 復興へのこころのよりどころ「永福寺」を訪れて
 ○ 人としての礼儀と生活の精神を学ぶ
  ~2012年のかつての紀伊半島大水害で被災した旧熊野川地域の中心部を
   見渡せる高台に位置し、地域の方の心のよりどころとして佇む曹洞宗
   「永福寺」がある。迎えていただいた林住職の心のあたたかさに触れ、
   人の生きざまからくる地域再興・活性の源流を体験を通じて学んだ。~

 

 <児童館で曼荼羅絵解きを>

⑤ 神倉神社・曼荼羅絵解きから触れた新宮の歴史  商学部2回生:田中真帆 
 ○ 新宮市の現場に触れ、歴史のあり方について再認識させられた。
  ~新宮の歴史について、世界遺産に登録されている神倉神社に階段を一歩々
   上りきり、自然と歴史をそのまま引き継いでいることを実感し、新宮の
   歴史を人生の生と死の教えを説かれた曼荼羅絵解きを聴き、深い感慨を
   得た。~

 

 <チャップマン邸で>

⑥ 新宮市と大逆事件 理学部2回生:坂本 翼
 ○ あの時この地で何があったのか、教科書には載っていない本当の歴史
  ~観光、食の名所で知られ、熊野の神々の町、紀州藩の城下町として発展
   してきた新宮市に「大逆事件」のもうひとつの歴史があったこと、そして
   事件を顕彰する新しい動きを、新しく改修された西村伊作が設計した
   チャップマン邸で識った。~
 

 

 <三輪崎青年会館の前で>

⑦ CR新宮巡検レポート  文学部2回生:田原よし乃 
 ○ 世界遺産 熊野古道を歩き 三輪崎青年館で日本遺産とその歴史を知る
  ~新宮市三輪崎地区の漁業、なかでも捕鯨に関する文化や日本遺産の中心
   にも鯨踊りについて学んだ。鯨や魚介類といった海の恵みを神仏に祈り、
   その命への敬意と感謝を忘れずに伝統を守り継ぐ海の民の生き方に深い
   感銘を受けた。~

 

3. 学生・地域の方の声
[学生]
・現場でしか得られない学修ができ、非常に価値があり多くの感銘を受けたスタディツアーで  
 した。多くのことを教えていただきとても感謝しています。
・これからも地域が盛り上がっていくよう頑張って活動されることを応援します。
[地域の方]
・いつも学生さんが来てくれて、元気をもらっている。大学生がきてくれることがとても刺激に 
 なり、うれしく思います。
・語りができることによりつながりができ、ありがたいです。

 

■問い合わせ先
 地域連携センター 06-6605-2068

 

(参考:掲載新聞記事)

   <紀南新聞2019年5月25日(土)>
<熊野新聞2019年5月23日(木)>