【開催報告】近鉄文化サロン共催講座「年賀俳句の世界~年賀状に俳句を添えてみませんか~」

2018年12月2日に、近鉄文化サロン阿倍野において、本学経済学研究科の杉田菜穂准教授が、「年賀俳句の世界~年賀状に俳句を添えてみませんか~」というテーマで講座を行いました。

年賀状のルーツとは、日頃お世話になっている方々に、昨年の感謝と新しい年の変わらないお付き合いを依頼する挨拶の年始回りを簡略化したものといわれております。

今回は、俳句を添えることで、より趣のある年賀状になるように、参加者全員で俳句を作成しました。

作句に入る前に、年賀状俳句の例として、近代の俳句として確立させた正岡子規の明治27年の年賀状に添えられた貴重な俳句を詠みました。和歌と俳句の違い、俳句の特徴として、①五、七、五の定型(十七音)のリズム②季語(季節をあらわす言葉)1句の中に必ず一つ、季節をあらわす言葉を入れる③切れ(言葉と言葉の間の断絶、間をつくる)代表的な切れ字に、「や」「かな」「けり」があることなど、俳句の作り方や新年詠のコツについての講義がありました。

次に、古今東西の年賀俳句を講師が詠み、受講者は季語を確認しながら、俳句の知識をさらに深めた上で、それぞれ作句の時間となりました。

受講者は、新春を寿ぐ作品にふさわしい内容と言葉遣いを心がけるよう季語を考え、作句に挑戦しました。そして、仕上げに杉田先生がそれぞれの句の添削指導を行い、各々住み慣れた地や我が家の風景、新年の抱負など自分らしい俳句を詠みあげ、年賀状俳句の世界を満喫しました。

 

 

3月28日(木)には、理学部附属植物園において「詠んで学ぼう桜の科学~晶子桜が咲く頃に~」の現地講座が開催されます。植物園樹木医の視点から桜についての解説を行うとともに、園内の桜を詠み込んだ俳句を作っていただきます。句作の経験のない方には、杉田先生が作句のお手伝いをいたします。あなたも、桜を詠んでみませんか。