【開催報告】近鉄文化サロン・大阪市立大学理学部附属植物園現地講座「詠んで学ぼう桜の科学~晶子桜が咲く頃に~」

本学理学部附属植物園(交野市)の「桜山」には、35種類180本もの桜があります。
2019年3月28日(木)、見頃を迎えたエドヒガン、糸桜、紅枝垂れといった多様な桜が咲く中、近鉄文化サロン共催講座として植物園現地講座を開催しました。

「詠んで学ぼう桜の科学~晶子桜が咲く頃に~」というテーマのもと、樹木医の中原充講師が、植物園の桜山の成り立ちから、桜の開花のメカニズム、さらには、堺市の大仙公園より寄贈され、新品種として登録された「与謝野晶子」(晶子桜)をはじめとする珍しい色や形の桜について科学の視点から、解説を行い、参加者と共に桜山を散策しながら様々な種類の桜を観察しました。

桜山散策の後は、杉田菜穂准教授(経済学研究科)と共に、桜の観察から得られた気付きをもとに作句を行いました。

作句に入る前に、俳句と和歌、川柳、標語との違い、歳時記における桜の説明が行われ、俳句の特徴である、①五、七、五の定型(十七音)のリズム②季語(季節をあらわす言葉)の挿入③切れ(言葉と言葉の間の断絶、間をつくる)を生かした形式づくりなど、俳句の作り方についての講義がありました。

俳句の知識を深めた上で、受講者は、桜の観察から得られた気づきをメモしたものから、各々の晶子桜のイメージとの取り合わせを考え、桜を題材に、作句の時間となりました。特に、晶子桜については、鮮やかな桜の色や形、俳句に取り入れる際の形式の整え方など、熱心な質問があり、専門家の丁寧な説明を受けた上で、作句に挑戦しました。

花曇りの中、参加者は桜山の多様な桜を観察し、心に残った桜の俳句を詠み、植物園現地講座の桜の世界を堪能しました。

    与謝野晶子桜          講座の様子        桜山観察会

 

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