【開催報告】西成情報アーカイブ5周年記念スタディツアー 「にしなり境域の今昔探訪―飛田・山王地域の地力・磁力」

 2018年11月10日(土)、西成情報アーカイブネット企画運営事業の5周年記念イベントとして、飛田・山王・太子地域周辺をめぐるスタディツアーを開催しました。当日は水内俊雄教授(都市研究プラザ)と吉村智博学芸員(西成情報アーカイブ)が案内人となり、総勢約40名が参加したほか、地域で活動する方々にも講師として協力いただきました。

 まず出発地の西成永信防災会館にて、横関稔西成区長からの挨拶のあと、案内人2名よりこの地域の歴史的変遷や背景などについてレクチャーがありました。次に、かつて信用金庫として使われていた建物を地域の防災施設としてリニューアルした防災会館について飛田料理組合の方々に紹介いただき、備蓄品や設備を見学しました。その後飛田会館に移動し、昭和10年に建てられた歴史ある近代建築の内部を案内いただき、当時の機能を知ることができました。

 飛田会館を出てカラオケ居酒屋の増えたアーケード商店街から今も残る新地の壁ぞいを歩き、商店街内のオフィスに移動しました。ここではまず陸麗君特別研究員(都市研究プラザ)による大阪、特に西成区における中国人の昨今の経済活動の背景ついての解説のあと、時代の流れに伴う商店街の様子の変遷について、地元商店会の方にお話しいただきました。

 最後に、特定非営利活動法人こえとことばとこころの部屋が運営する「ゲストハウスとカフェと庭 ココルーム」にて、アートNPOとしての活動や、表現や交流の場としてのココルームの機能と役割についてお話いただきました。

 参加者からは「普段見られない所を見ることができ、貴重な体験ができた」「飛田の地域の歴史から現代まで多様な姿を見ることができてよかった」「話を聞く前と後で商店街の景色が異なって見えた」等の感想をいただきました。

 

西成永信防災会館でのレクチャー 

防災用備蓄品の倉庫を見学

歴史ある飛田会館の内部を見学  

歴史ある飛田会館の内部を見学

商店街を歩きながら解説 

地元商店会の方のお話

ココルームの活動について