【開催報告】シンポジウム「豊臣大坂城研究の最前線」

 大阪市立大学は、大阪市博物館協会と連携協定を結んでおり、共同で研究や教育に携わり、各種事業を行っています。
 今回包括連携協定企画として、平成30年12月15日(土)に、大阪歴史博物館にて、シンポジウム「豊臣大坂城研究の最前線」を開催しました。
 昨年度に開催した「秀吉の三都」に続き、未だ謎に包まれている大坂夏の陣で焼滅した豊臣大坂城について、最新の発掘調査や研究成果などをご紹介するとともに、新たに発見された文献資料や豊臣時代の大阪城を描いたとされる屏風絵など絵画資料に基づき探りました。

プログラム
・第1部 講演会
1.豊臣大坂城の本丸はどこまでわかっているのか:市川創(大阪府教育庁文化財保護課副主査)
2.本丸地区とその周辺の地盤状況:三田村宗樹(本学理学研究科教授)
3.豊臣大坂城の大名屋敷・家臣団屋敷の分布:大澤研一(大阪歴史博物館学芸課長)
4.描かれた豊臣大坂城を比較する:仁木宏(本学文学研究科教授)
・第2部 ディスカッション
豊臣大坂城はどこまで解明されたか。これからの研究課題は?

 第2部のディスカッションでは、第1部で登壇した研究者が、豊臣大坂城はどこまで解明されたかについて議論し、豊臣大坂城に関する多角的な研究報告や各種手法により、今後の研究の可能性を考察しました。
 当日は、関東など遠方からの参加があり200名を超える方々にご受講いただきました。
専門の異なる各講師たちの研究報告の最前線に触れ、受講者の方々は非常に熱心に聴講され、豊臣大坂城について理解を深めました。

       会場の様子

     
     ディスカッションの様子

<以下、受講者アンケートより抜粋>
・普段、知る事のできない豊臣大坂城の部分と徳川大坂城の違いがとてもわかりやすくて本当に良かったです。(60代・男性)
・地盤調査(状況)から、築城時の工法や経緯が読み取れることを知り、有意義でした。絵図をボーリング調査に活用していることで、絵図の確認と現状調査を同時に行う手法を知り、考古学者の皆様の具体的調査方法を共有でき、楽しかった。(50代・男性)

*本シンポジウムは仁木宏教授(文学研究科)が研究代表を務める大阪市立大学戦略的研究・基盤研究「豊臣大坂城本丸地区の堀・櫓台の復元研究」の成果報告として行われました。